子供に時間の大切さを教える方法。少しずつタイムマネジメントを教えましょう!
2015/08/02
遊びに夢中になっている子供は、何時間でも遊び続けていたりしませんか?
「ご飯の時間よ〜!」と声をかけても、まだ遊んでいて片付けようともしない…。子供の「時間感覚」って一体どうなっているのでしょうか?「タイムマネジメント」が出来る子供にするための方法も、見ていきましょう。
「言葉」を覚えるスピードは早いのに「時間」はゆっくり覚えていきます
2歳くらいになると言葉を少しずつ覚えることが喜びになり、パパママと会話をするのを楽しんだり、自分の気持ちを言葉で表現できるようになってきます。語彙がどんどん増えていくスピードには目を見張るものがありますが、「時間」は、子供にとっては難しい事のようです。
「先のこと」を考える力が不十分な幼児期では、「今」目の前にあるものが全てなのです
そもそも「時間って何?」という次元にいる幼児期の子供にとっては、昨日も先週も先月も、過去の事は全てまとめて「昨日」、明日も来週も来月も、未来のことは全てまとめて「明日」という大まかな感覚しか持ち合わせていません。
ですから、「昨日動物園行ったね!」と数週間前のことを「昨日」と言ってしまったりすることは、この時期の子供にとっては良くあることです。
「そろそろお風呂に入る時間だよ」と言われても、「そろそろ」の時間感覚がないので、結局目の前の「遊び」に集中してしまい、いつまでも遊び続けてしまうのでしょう。
「3から6の間にお片づけしようね!」具体的な数字を示して行動できるようにしましょう
まず、アナログの時計を用意しましょう。そろそろ片付けの時間だなと思ったときは、「時計の針が3から6の間にお片づけしようね!」と子供に伝えておきます。
すると、時計を見て「あ!3になった!」と急いで片付けを始めます。「終わった〜!」その時も「6」を過ぎていないかどうか、子供は時計を見るでしょう。
「5」で片付けが終わったとすると「早く片付けられた!」となりますし、「7」になってしまったら「たくさん時間がかかちゃった」と、子供は時計の針の動きを見て感じ取ります。こうして「時間感覚」が少しずつ養われて、「タイムマネジメント」が出来るようになっていくのです。
「お風呂の時間」をタイムマネジメントしてみましょう
いつもお風呂で遊んでしまってなかなか出て来ない…これも困ったものですよね。これも、先ほどの「3から6の間」をうまく利用してみましょう。お風呂ですから「3から7」くらいがいいでしょうか。入る前に子供と約束を交わします。
「ほら!『7』で出て来たから、寝るまで少し遊べるね!」など、時間通りに行動出来たら「利点」があることも伝えてあげましょう。「時間」と「行動」には密接な関係があって、「時間って有効に使えるんだ」という意識付けをすることも大切なのです。
幼児期から「時間感覚」を身につけて、時間を上手にコントロールできるような子供に育てていきましょう!
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