反省のない子供の「嘘」はママの心の問題が大きく関係している
2015/08/02
「嘘つきは泥棒の始まりだよ!」子供が何か「嘘」をついてしまったとき、親として悲しい気持ちになると同時に、情けない気持ちにもなってしまいます。
正直で素直な子供に育って欲しい!親ならきっとそう思うはずです。しかし「嘘」をつく子供の原因、実は「ママの心の問題」が関係している可能性があるのです。
子供のつく「嘘」、「自己防衛反応」からくるのだとしたら心配です
幼稚園で友達とケンカをして相手を叩いてしまった時、子供は「悪い事をしたな」と思えば「ごめんね」の言葉も自分から言えますし、仲直りも出来るでしょう。しかし、もし叩いてしまったことを反省していなかった場合、ママにも黙ったままでしょうし、「嘘」でごまかそうとするかもしれません。
これは子供の「自己防衛反応」が働いてしまっている可能性があります。
日頃から、ママはイライラすることが多くありませんか?感情的になってしまって、些細な事でも子供を怒ったりしてしまう…そんなママの姿を子供に見せてはいないでしょうか?
もしも心当たりがあるのなら、子供はきっと気持ちが常に不安定なはずです。イライラの矛先が自分に向けられてしまわないようにと、いつもビクビクしているのです。そんな環境の中では、幼稚園で友達を叩いてしまったことをママに言えば、どんな勢いで怒られるのか、考えただけでも恐怖に感じてしまうに違いありません。だから「嘘」をついてでも、自分を守ろうという「自己防衛反応」が起こってしまうのです。
もしも「ストレス」や「悩み」があるのなら、抱え込まないで誰かに話してみましょう
子供のこと、夫婦のこと、近所のこと…ママを取り巻く環境は、とても複雑ですから、さまざまな悩みが、知らないうちに「ストレス」になってしまっていることは意外に多いのです。
特に子育てでは、「一生懸命頑張ろう!」と真面目なママほどストレスを抱え込む傾向があることも分かっています。頑張ろうとするあまりに心が不安定になり、知らないうちに子供の心を傷つけていたのでは、本末転倒だとは思いませんか?
話をする相手は誰でもいいのです。友人でも自分の母親でも、子育て相談に電話をするのだってかまいません。とにかく「ひとりで抱え込む」ことだけは避けましょう。
「さっきはごめんね…」子供にイライラをぶつけてしまったときは、素直に謝ることが大切です
ママだって人間ですから、時には感情のコントロールが出来ずに、子供に辛く当たってしまうことは、誰しも起こりうることです。その時はカッとしていても、後で冷静になって考えてみたとき、子供に「悪い事をしちゃったな…」と反省しているのではないでしょうか。
その素直な気持ちを「イライラして怒鳴っちゃってごめんね、びっくりしたよね」と子供にきちんと伝えましょう。
ママの心が落ち着き笑顔が増えてくると、子供も「自己防衛」する必要がなくなりますから、自然と「嘘」もなくなるでしょう。ゆったりした気持ちで過ごせるように、心掛けていきたいですね。
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