過保護すぎる親「ヘリコプター・ペアレント」になっていませんか?子供の自立心を奪うダメ親の代表です
2015/06/28
子供の成長を願うあまりに、手をかけ過ぎてしまったり、何でも先回りしてやってあげたりする「過保護」な親のことを「ヘリコプター・ペアレント」と呼び、アメリカでは社会問題化しているそうです。
いつまでも子供の頭の上で旋回して、危険回避をしてしまうヘリコプター・ペアレントの子育ては、一体どんな問題を生じてしまうのでしょうか?
幼稚園バッグの中身の用意を、全部ママがしてあげていませんか?
毎日の幼稚園への通園には、ハンカチやお弁当、コップなど、いろんな持ち物を用意しなくてはいけませんよね。もちろん、ある程度はママのお手伝いも必要ですが、ハンカチ、ティッシュに至るまで、「全てをママひとり」で用意している場合は、ちょっと心配です。
子供は、「ママが用意して当たり前」と思っているだけでなく、もしも忘れ物があった場合には、「ママが入れてくれなかったからだ!」と全てをママのせいにしてしまうのです。「ママ!ハンカチ忘れたでしょ!」と子供に責められて「ごめんね」と誤ってしまったのでは、ますます子供は自立することが出来ません。
「いい子にしててね」「みんなと仲良くね」決まり文句のように言っていませんか?
「いい子にしててね」「みんなと仲良くね」どちらも悪い言葉のようには思えません。しかし、これをいつもいつも繰り返し、無意識に言ってはいないでしょうか?もしそうだとしたら、「分かってるよ!」と、子供は心の中では思っているかもしれません。
心配する気持ちはわかりますが、必要以上の口出しは、子供にとっては負担に感じてしまうこともあります。言いたい気持ちをぐっとこらえて、子供の判断に任せてみるのも大切です。
少しくらい「ダメママ」のほうが、子供は立派に育つものです
子供の世話をあれもこれも焼いてしまう、先回りして危険のないようにチェックする、子供の全てにいちいち口を挟む…どれも、子供を一生懸命育てようとするママに共通することです。
だけどこれでは、自分で考えて行動できる子供には育っていきませんよね。それどころか、失敗することを恐れて、ママがいなくては何も出来ない子になってしまいます。
幼稚園バッグの荷物の用意、「ちょっとずぼらなダメママ」だと、きっと忘れ物も多いのではないでしょうか?すると子供は「しっかりしなきゃ!」と自分で用意をするようになって、自然と持ち物チェックの習慣ができたり、忘れ物があっても「しまった〜!」と自分の責任として捉えるようになるでしょう。ママがちょっとずぼらくらいの方が、子供の自立を考えた場合では、いいこともあるかもしれませんね。
何でも先回りしてやってしまう「ヘリコプター・ペアレント」、いかがでしたか?
親が全てをやってあげてしまうと、子供は失敗を恐れて何もできない子供になってしまいます。失敗は成功のもとです。何でもチャレンジできる子供にするために、先回りはほどほどにしましょうね。
おすすめ記事
関連記事
関連記事
-
-
「叩いちゃダメ!」は効果なし?友達に手が出てしまった時の対処法とは?
子供同士で遊んでいるとき、わが子がお友達を叩いてしまってビックリしてしまったこと …
-
-
「赤ちゃん言葉」は子供の言語発達に効果的!子育ての時は赤ちゃん言葉を使おう
「赤ちゃんに話しかけるときは、大人の使う言葉の方が良いのでは?」という考えを聞い …
-
-
「どうして勉強するの?」子供の質問に答えられますか?
子供に毎日「勉強をしなさい」「宿題をしなさい」とオウムのように毎日繰り返し言うこ …
-
-
子供に時間の大切さを教える方法。少しずつタイムマネジメントを教えましょう!
遊びに夢中になっている子供は、何時間でも遊び続けていたりしませんか? 「ご飯の時 …
-
-
「また来てね!」と思われるかな?友達の家に遊びに行ったときのベストな行動とは?
夏休みのように家にいる時間が増えると、お友達の家に遊びに行ったり来たりする機会も …
-
-
我が子を大学まで進学させたい…無理なく貯金するのはいつがベスト?
お子さんが産まれると、その子の将来を考えたり夢を見たり…親御さんの期待は膨らむで …
-
-
子供の体臭が気になることはありませんか? 気をつけて!!病気である可能性も・・
汗をかく季節になると「体臭」が気になりますね。体臭は大人だけのことだと思っていま …
-
-
紫外線が子供に与える悪影響を知ろう!目を保湿して子供の視力を守る方法
人は常に紫外線にさらされて生活をしています。外で直射日光に当たるときだけでなく、 …
-
-
赤ちゃんのデリケートなお肌を守りたい。どんな石鹸を使えばいいの?
赤ちゃんの肌はつるつる・すべすべで、ぷくぷくしていて真っ白で何といってもみずみず …
-
-
幼児の英才教育は気をつけないと失敗して「ダメな子」になってしまう!
幼児期にあれもこれも習わせてあげたいと思うのは、将来の子供のことを案じて出来る限 …