子供のしつけに脅し言葉は絶対ダメな理由。恐怖は子供の積極性を奪います
2015/07/01
いつまでも遊んでいて寝ない子供に「早く寝ないとお化けが出るよ〜!」など、つい脅かしてしまうような言葉をかけてしまうことがあります。子供は純粋ですから、お化けが出たら大変だ!と、すんなり寝る行動に移してくれるでしょう。
でもそれって、恐怖におびえて、言うことを聞いているだけだと思いませんか?つい言ってしまいがちな「脅し言葉」、使っていないかチェックしてみましょう。
着色料や添加物を気にし過ぎて「これは毒だから」と食べたり飲んだりさせない
小さい子供に食べさせたり飲ませたりするものは、なるべく着色料など入っていないものを選びたい、それは子供の体のことをきちんと考えていて素晴しいと思います。しかし、それを子供に伝えるときに、「これは毒だから飲んじゃダメ」などと、言っていないでしょうか?
体に良くないことを伝えたいからこその言葉なのですが、「毒」は少し言い過ぎです。子供は怖い気持ちが残って、友達が飲んでいるのを見ても「あ!毒のんでる!」と言ってしまうでしょう。
「麦茶って体に良いんだよ」など、他の飲み物の良い所を伝えてあげるなどしましょうね。
おもちゃを「片付けないんだったら捨てちゃうからね!」と脅してしまう
いつまでも散らかりっぱなしのおもちゃをみて、つい子供に言ってしまう言葉ですよね。「捨てられたら大変だ!」と子供は大慌てで片付け始めます。もちろん、きちんと片付けて欲しい気持ちからの言葉ですが、良く考えてみると、「子供を脅している」ことになりませんか?
「片付けることが大切」なのには理由があります。次に使うときに探しやすかったり、足で踏んでしまって壊すことを避けたり、色んな理由があるから「お片付け」は大切なのです。
「ブロックさん、お家に帰りたいって!仲間と一緒になれて良かったね!」などと伝えると、楽しくお片付けできるかもしれませんよ。
わがままな子供に「じゃあ明日から赤ちゃん組さんだね〜」と冗談のように言う
必要以上に「抱っこ」をせがまれたり、いつもなら1人でできることが「できない!やって!」と突然子供が、わがままになってしまうことありませんか?
そうするとママは「あれ?じゃあ明日赤ちゃんのお部屋行かなくちゃね〜」などと、茶化してしまったり冗談っぽく言ってしまうこともあるでしょう。ですが、これは子供のプライドを傷つけてしまう言葉なのです。
下にお子さんが生まれた場合などは特に注意が必要です。子供は寂しくて不安になっても言葉では気持ちを伝えられませんから、こうしたわがままな行動になるのです。子供の気持ちを素直に受け止めて「ぎゅ〜」っと抱きしめてあげましょう。「大丈夫だよ」とこちらも態度で返してあげると、子供も安心してわがままも減ってくるはずです。
いかがでしたか?普段何気なく使っている言葉でも、子供にとっては恐怖に感じたりプライドを傷つけていたりすることがあるのです。怖がらせるしつけはいつか通用しなくなりますので、気をつけていきましょう。
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