子供の心に大きな傷を作ってしまう間違った叱り方とは?支配と教育の違いを認識しよう
2015/06/29
子供が悪いことをしてしまった時、「叱る」ことはとても大切なことです。
しかし、最近ではこの叱り方を間違えて、エスカレートして「虐待」につながってしまうケースも多く見られます。「私は大丈夫」そう思っているパパママも、改めて自分の「叱り方」について見直してみませんか?
子供のお尻を軽く「ペンと叩く」のも「体罰」だと覚えておきましょう
ふざけててコップを割ってしまった子供に、「こら!悪い子ね!」と、お尻をペン!と、叩いてしまう事ありませんか?実はこれも立派な体罰なのです。まだ生まれてきて数年しか経っていない子供には、「痛い」と感じる事は恐怖しかありません。
大人の指示に従わないと叩かれる、だから言う事を聞く、失敗すると叩かれる、怖くて何も出来なくなる、これでは子供は親に支配されている人形と同じです。自分の感情を表に出す事も、しなくなってしまうでしょう。
「あなたは意地悪ね!」人格を否定する言葉は言ってはいけません
お友だちの使っているおもちゃを横取りしてしまった子供に対して、あなたはどう声をかけるでしょうか?「なんて意地悪な子なの!」そんな言葉を使ってしまうことはありませんか?
これは、その子の「人格を否定してしまう」言葉です。「意地悪な子」と言われた子供は、「自分は意地悪なんだ」と、ショックを受け「悪い子なんだ、ダメな子なんだ」と思い込んでしまいます。そうではなくて「おもちゃを取っちゃダメだよね」と、悪い行為に対して叱るべきです。悪いことをしてしまった時は理由があるはずですから、その気持ちをまずは聞いてあげましょう。
「後でパパに叱ってもらいますからね!」は、甘く見られてしまうので逆効果です
これも意外と叱る時に使ってしまいがちな言葉ですよね。それに、パパに叱ってもらう方が効果的な場合もあるのでは?と思う方もいるかもしれません。
確かに、ママの意見、パパの意見、どちらも子供に聞いてもらうべきですが、問題なのは、いつでも「パパに叱ってもらいます」というママなのです。後は「先生に言うからね」も同じことです。どうしてこの言葉を使ってはいけないかというと、「ママは他の誰かに頼らないと対処出来ないんだ」と子供に思われてしまうからです。
もちろん時と場合によりますが、あまりにも多く使ってしまう事は避けましょう。叱りっぱなしにしてしまわずに、出来たらきちんと褒めてあげましょう
叱りっぱなしにしないで出来たらきちんと褒めてあげましょう
「いつまでも部屋を散らかしっぱなしにして!」叱られた子供は一生懸命片付けを頑張ります。だけどママは、「いつもキレイにしておくのが当たり前」と思っていると、頑張ってキレイにしても褒めたりしませんよね。これでは、叱られっぱなしの子供は、頑張ったけど良いのか悪いのかわからないままになってしまいます。
「やっぱりキレイな部屋は気持ち良いね!頑張ったね」の一言で良いのです。できたら必ず褒めてあげる事が大切です。
「叱る」って、根気のいる作業です。だけどここをしっかりしてあげることが子供との絆を深めることにもなりますから、ちゃんと向き合っていきましょう。
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