幼児の英才教育は気をつけないと失敗して「ダメな子」になってしまう!
2015/06/29
幼児期にあれもこれも習わせてあげたいと思うのは、将来の子供のことを案じて出来る限りのことをしてあげたいからですよね。確かに脳の発達が著しい時期ですから、英才教育をするには最適といえます。だけど、親の考え方が間違っていると、子供が「ダメな子」になってしまう危険性があるのです。一体どうしたことに気をつけてあげればいいのでしょうか?
習い事や幼児教室で育ててあげたいことは、「何か」を明確にしておきましょう
「子供の才能を育ててあげたい」という理由から、習い事や幼児教室に通わせるというパパママも多くいらっしゃると思います。特に幼児教室の場合には、「大切な幼児期に、脳へ良い刺激をたくさん与えてあげたい」ということも理由のひとつだと思います。
こうした幼児教育に通い続けていると、周りには「小学校受験」を意識した親子が多数いたりします。自分たちはそうではなく、才能育成や知育を目的で入塾したとしても、次第に周りの雰囲気に流されてしまって「やっぱりお受験させなくちゃ!」などと、感情をコントロールできなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
これでは、親の目的がコロコロ変わることに子供も戸惑ってしまい、最初の目的が果たされるどころか、子供の可能性を潰してしまうことになりかねません。
「作法やお行儀を身につけさせたい」と英才教育するのも、ひょっとして「ママのため」になっていませんか?
とてもお行儀が良く礼儀正しい子供は、どこへいっても「偉いね!きちんと育ててもらっているのね!」と周りの人からは褒められることも多いものです。もちろん、お行儀がよく振る舞える子供は素晴しいと思いますが、お行儀ばかりを優先しているママの心のどこかに「いい子を育てて評価されたい」という気持ちが隠れていませんか?
子供は周りからというよりも「ママから褒められたい」一心で、きちんとした礼儀正しい子になろうと努力します。それがエスカレートしてより厳しくしつけをしたり、叱られることが多くなると「自分はダメなんだ」と、自信喪失してしまうかもしれません。
いくら子供のために英才教育をしてあげるとは言っても、こうして自信をなくしてしまったのでは、意味がなくなってしまいますよね。
「できなくても叱らない」愛情を持って子供を認めてあげましょう
英才教育を始めると「出来ない」「もっと出来るはず」と、どうしても結果にこだわるようになってしまうものです。ですが、今、一生懸命に頑張っていることが大切で、そのことを認めてあげることが何より重要だということを忘れないで下さい。
お友だちと比べて「出来ない」と判断するのではなく、「お勉強できなくたって、この子はかけがえのないわが子」に変わりはないはずです。今すぐの結果では期待できなかったとしても、長いスパンで考えたときに、自然と素晴しい結果としてあらわれてくることでしょう。
将来の楽しみを「今育てている真っ最中」なのですから、おおらかな気持ちで子供の成長を見守っていきたいですね。
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