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妻の自分の時間「心のOFF」を尊重する。子育て中の妻はストレス解消の機会がない

      2015/07/26

自由な時間
今回は、心のON・OFFという点から、夫婦関係を良好に保つコツを考えてみます。最初にちょっとだけ、説明します。

「働く」とは、言い換えると「自分以外の人にサービスする」ことです。この点では、収入のための仕事と、家庭の維持および育児の間に、違いはありません。皆さん良くご存じのように、他人のことを考え続ける(気配りし続ける)のは、とても疲れるものです。
他人からのリクエストに備えて気を張り続ける、この状態をONとすると、張り詰めた気持ちをほどいてリラックスすること、自分のペースで過ごせる時間、これがOFFです。健康な生活には睡眠が必要なように、生産的な労働を続けるためには心のOFFが必要です。

家が仕事場の妻は心休まる場所がない

職場で一日がんばって働いて、家に帰ればOFFにできる。それが夫の日常。例えば、夫が仕事担当、妻が家庭と育児担当という場合、それぞれのON・OFFは次のように示すことができます。

家で一日がんばって働いても、OFFにできる場所が見つけられない。それが妻の日常。

二つの作業の違いについてはいったん目をつぶり、心のON・OFFがどのように取られているかについてだけ、考えてみます。この違いに気づくことが、互いのストレスを軽くするために大事なことであり、今回お伝えしたい内容になります。

では、それぞれの作業を詳しく見てゆきましょう。

夫の仕事は、大体において家の外、職場で行われます。職場では、朝から晩までリクエストが続きます。細かく多様な種類のリクエストを受ける仕事もあれば、一つの重大なリクエストに応えるために、長い期間ストレスにさらされる仕事もあります。いずれにしても、働く夫たちが日々頑張れるのは、どこかでストレスを発散できているからです。

ストレス発散の方法は、例えば「子供と一緒に過ごす」という人もいれば、「同僚と飲みにゆく」「週末の競馬が楽しみ」「ゴルフにはまっています」「東京マラソンに向けた練習に一生懸命です」など、十人十色です。ここで注目したいのは、発散の場所はいずれも「職場の外」であるということです。これは、働く夫たちが、意識的に、あるいは無意識に、「職場ではON・職場の外ではOFF」と決めているからです。つまり、特定の場所がON・OFFのスイッチになっている訳です。これは心の健康を保つために、非常に有効な方法です。

では、妻の場合はどうでしょうか。自宅担当の妻の職場は、当然自宅になります。家事は作業量と項目が多いものの、比較的マイペースでこなせる作業です。これに対し育児では、イレギュラーな作業が断続的に続きます。この作業は「自分以外へのサービス」以外の何物でもありません。ここで気が付いてほしいのですが、夫は職場を離れ帰宅すれば、心をOFFにすることができます。しかし、妻の「職場」は家なので、場所の変更で心をOFFにすることができず、時刻で切り替えざるを得ません。これはかなり難しいことです。

実際には、子供が寝付くまでは、妻の心はONです。その後にようやく(家事は残っているかもしれませんが)OFFにすることができます。ここで、もしも夫が妻へサービスを要求したら(いわゆるメシ・フロ・ネルとか)、どうなるでしょうか。妻のOFFにできる時間は、後ろ倒しになり、短くなるのです。

妻の休める時間を夫が作ろう

まとめます。

家に帰れば心のOFFを達成できる夫に対して、妻は家族の用事が済まないとOFFにできません。夫婦関係を良好に保つには、妻のOFF時間をしっかり確保してあげることが重要です。少なくとも、それを意識し、配慮していることを、不自然なくアピールするべきです。それが伝わったなら、妻の「相手(夫)へのサービス」も、ストレスのないものになるでしょう。




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