「隠し事」をする子供の本当の心を知るには?
2015/07/29
幼稚園へあがる頃になると、行動範囲も少しずつ広がっていきますよね。
園へ行っている間の様子など、パパママには直接わからないことも増えて、子供が「隠し事」をしていることがあるかもしれません。
どうして本当のことを話してくれないのでしょうか?
子供の心理を探ってみましょう。
「怒られちゃうから話をしない」という気持ちがどこかに隠れています
例えば「ちゃんと手を洗った?」と聞かれて、洗っていないのに「うん、洗った」などと言う子供の行動。
これはお家でも良くある光景だと思います。
聞かれた子供は洗う事をどこかで「面倒くさいな」と思っていて、洗ってないのについ「やった」と言ってしまう、子供特有の行動なのですね。これは特に心配するような「隠し事」にはあたらないと思います。
幼児期にはこうした「ちょっとした嘘」は成長過程の一部なので、子供は悪気があってついているのではなく、自然と出てしまうのです。ですから、小学校へあがる前の「隠し事」はこうしたケースがほとんどなので、それほど心配はいらないでしょう。
ただし、ここで気をつけたいのは、「本当は洗ってないんでしょ?」と親が分かっていて、必要以上に子供の嘘を追求してしまうことです。これでは「洗わないと怒られる」という強迫観念が子供に植え付けられてしまい、「怒られるのが嫌だから、洗った事にしよう」と考えるようになってしまうのです。
知っておかなければならない出来事を、隠すようになったら心配です
学校で子供が友だちにケガをさせてしまったり、誰かに意地悪をされているなど、問題が深刻な場合でも「隠し事」をしているときには、少し注意が必要です。もしかすると、子供と親との信頼関係が、きちんと築けていないために「隠し事」をしてしまっている可能性があるからです。
学校帰りがいつもと違って少し遅かった場合、「何でこんなに遅いの!」と理由も聞かずに怒ってしまっていないでしょうか?心配する気持ちはとても分かるのですが、遅くなってしまったのには、何か理由があるはずです。それを聞こうともしないでいきなり怒られたのでは、今後また遅くなってしまうことがあった場合でも、本当の理由を話してくれなくなってしまうでしょう。
これでは、親に話をすること自体が嫌になり、何かあって助けを求めたくても「また何か言われるかもしれない…」と考えてしまって、親に「隠し事」をするようになってしまうのです。
子供の心理を理解してあげて、余裕を見せることが大切です
「手をちゃんと洗った!?」「なんでこんなに遅いの!?」どちらも、子供を追いつめるような質問になっていることに気づきましたか?「あれ?まだ洗ってないのかな、じゃあママと一緒に洗おうか」など、子供の気持ちに理解を示してあげることが、信頼関係を築く上ではとても大切なのです。
何でも話をしてくれるような親子関係にするために、余裕を持って子供と接していきましょうね!
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