一所懸命に子育てをする親ほど毒親になる危険性が高い。拡大化する「毒親問題」あなたは大丈夫ですか?
2015/07/28
最近よく聞くようになった「毒親」という言葉ですが、ここには根深い闇が潜んでいることが伺い知れます。
自分の子供が可愛いと思えなかったり、逆に子供が可愛いあまりに行き過ぎた行動をしてしまうことも。
もしかして、あなたの中にも「毒親」が潜んでいるかもしれません。
虐待、ネグレクト、現代の子育ての闇に隠れている「毒親」の存在
やはり昨今でも子供への肉体的虐待や、ネグレクトといった問題は、悲しいですが年々増加の傾向にあり、早急な問題解決へ向けてさまざまな議論が繰り返し行われています。虐待による子供を取り巻く痛ましい事件などが起こるたびに胸が締め付けられるような気持ちになり、「どうにかできなかったのかな…」とため息をつくばかりです。
そうした事件で無視できないことがあります。悪い言い方になってしまいますが、好きな男ができて子供が邪魔になってしまったり、パチンコなど自分の欲求が押さえきれずに育児を放棄してしまうなど、問題の原因の多くは「母親」にあるということです。
だからといって、その「母親」だけを責めることで問題解決ができるのでしょうか?
その母親たちの背景をたどっていくと、シングルマザーで誰にも相談できなかったり、自分の親に頼りたくても、親が「毒親」だったということも考えられるのです。こうした場合は、実際事件を起こした母親ばかりが悪い、とは言い切れないと思いのです。
「毒親」に育てられた子供が、いつかやがて「母親」になる時がくる
「私は母に愛されたことがない」そう思って育ってきた女性が、結婚して子供を産み、母親になる時はいずれやって来ます。子供時代の辛かった過去を胸に「私は子供に悲しい思いは絶対させない!」という気持ちで一生懸命子育てするはずです。
ここで心配なのは、真面目すぎてブレーキがきかなくなってしまうということです。子供をきちんと育てなくちゃと思うあまり、過剰な行動になってしまったり、しつけに異常に厳しくなってしまったりして、子供を追いつめてしまうことになりかねません。
一生懸命やっているのに子供が言うことを聞かなかったりすると、暴言を吐いたり暴力を振るってしまったり、気づかないうちに「毒を与える親」になっていた、などということでは、その一生懸命さはマイナスにしかなりません。あれもこれも、子供にやってあげたい気持ちはわかりますが、大切なのは「何をするか」ではなく「何をしないか」なのです。
「子供」と「自分」とは別の人間だということを忘れないでください
子供を見ていてじれったくなったり、つい手伝ってしまったりしますが、子供には子供の考えがあり、「自分でできるんだ」という気持ちがあるのです。子育てで難しいのは「待つ」ということです。これがなかなか出来なくて、自分の思い通りに子供を動かそうとする親が多いことも事実です。
「毒」を子供に与えていないか?
もう一度立ち返って考えてみましょう。
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