子供の朝食はなぜ必要?成長期の子供に必要な栄養はどんなもの?
幼児から中学生までの子供の、90%以上は朝食を食べているという調査結果が出ています。
ほとんどの子が食べている中、食べていない子供の理由としては
時間がない、食欲がない、驚くことに用意されていないという理由もありました。
(用意されていないとは、どういうことなのでしょう?)
また、食べていないという割合は年齢が上がるごとに増えています。ゲーム・SNS・テレビなどの影響もあり、子供たちの睡眠時間が減少しています。
就寝時間が遅く、朝起きれないために「朝食を食べる」時間がなくなるのです。
朝食を摂るためには一日を規則正しく生活することも大事なことですね。
私たちが小さい頃から「朝ごはんはきちんと食べましょう」と教育を受けてきました。
それは今も変わりません。
“朝ごはん”は、子供たちの生活にどう関わっているのでしょうか?
朝食を食べることで得られること
○必要な栄養量を得る
私たち人間は動物のように、狩りをして食料をげっとしているわけではありません。食い溜めることはできないのです。
必要な栄養を3回の食事(おやつもあるかな?)にわけて採っています。
特にしっかりとした栄養が必要な育ち盛りの子供にとって、朝食の栄養がとても大切になってきます。(勿論、ほかの食事も)
朝食を食べないことは栄養バランス的に良くありません。
○体温を上げる働きがある
寝ている間人間の身体は低温に保たれています。このまま動き始めるとカラダが思うように動かず、ケガの原因になってしまいます。
朝食を食べることで体温を上げて、代謝を良くする必要があります。
○脳のエネルギー補給
脳は一日精一杯働きます。
夜寝ている間は脳も寝る・・ではなく、実は寝ている間も活発に活動しているのです。
このエネルギーはもちろん食事の栄養から補っているものなので、1食抜くということは脳の働きがかなり低下してしまうことになります。
特に朝は「今日も1日頑張るぞーー」という時なので、しっかりと食べてエネルギーを補充しなければいけません!
○規則正しい排泄
食事を摂ることで、腸が運動を始めます。この運動によって便が送り出され排便が促されます。
便秘に悩むことがないためにも、朝食を摂り排便する習慣を身に着けたいですね。
朝食で学力にも変化が?
朝食を毎日摂っている子供は、そうでない子供に比べ成績が2倍良いという調査結果があります。
朝食を食べることでからだが目覚めて、脳が活発に働くので学校での授業も集中することができます。集中して話を聴くことで認識能力も向上します。
学力に差がつくのは当然ですね。
朝食を摂っていない子は
○ぼ~っとしている
○からだがげんなりとしている
○集中力がない
○イライラしている
○気分が悪くなる
などの、報告があります。
成績に差が出るのは、当然の結果と言えるでしょう。
国外の子供においては、朝食にチョコレートやポテトチップスなどのお菓子を食べてくる子供がいるそうです。これも成績向上に効果が現れないのは当然でしょうね。
朝、どんなものを食べさせたらいいの?
栄養バランスが良い朝食を・・となると、ママも頭を悩ませるところですよね。
何を食べさせたら良い?何なら食べてくれる?と試行錯誤の毎日になります。まずは、どんな栄養を摂らなければいけないのかを考えてみましょう!
○主食・・ごはん・パン・シリアルなどの穀類
○副菜・・野菜・いも類・海藻など。
○主菜・・肉・魚・卵・豆類など。
○乳製品・・牛乳・ヨーグルト・チーズなど。
○果物・・旬のものが新鮮です。
それぞれの栄養分から1種類ずつ用意してみるといいですよ。
成長期に欠かせない栄養素は、骨・筋肉を作るたんぱく質です。意識しておきたいですね!
でも、たんぱく質だけを多く摂ればいいのではなく、鉄を始めミネラルやビタミンも重要です。(そのためには副菜をしっかりと摂りたいですね)
鉄分には筋肉に必要なエネルギーを作る働きがあります。
他、体や脳を活動させるためのエネルギー補給のために主食はしっかり摂りましょう!
子供が食べやすくするための方法として考えられること!
・主食の上に主菜をのせる。軽めのどんぶりやピザ風トースト・サンド風など。
・スープ系にする。主菜、副菜をたくさん入れて味付けで変化をつける。
キャラ弁を作るように、盛り付けを工夫するだけで食欲が湧くようです。現役ママのレシピなどを参考に、バリエーションを増やしましょう!
まとめ
成長期の子供たちにとって、精神的にも肉体的にも朝食が必要な理由、おわかり頂けたでしょうか?
食べている・食べていないで園生活や学校生活においての差が出てきます。
学校で「体調がすぐれない」「気分が悪い」などの理由で保健室にお世話になるほとんどの子供が朝食を抜いているそうです。それが続けば病気になったり、不登校の原因になることも十分に考えられます。
朝食の必要性がわかれば、この事実も十分に納得できますね。
心身とも健康に育つためにも、幼少期から規則正しい朝食を習慣づけることが大切です。
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