子供の食べ物の「好き嫌い」を克服するには?
2015/07/27
お子さんが成長して大きくなるにつれて、食べ物の好き嫌いは、パパママにとっても悩み事のひとつになってきますよね。
そこで、好き嫌いを少しでも減らすために出来ることを、考えてみましょう。
好き嫌いは「味覚」が発達している証拠です
そもそも、好き嫌いが出てくるのはどうしてなのでしょうか?それは2〜3歳の頃になると、心も体もさまざまな分野が成長著しい時期ですが、「味覚」もさらに発達をし、自分の「好き」「嫌い」という自覚も加わるのですね。ですから、食べ物の好き嫌いは、子供の健やかな成長のひとつでもあるのです。まずは、大きくなった我が子の成長を喜んであげましょう。
嫌いなものを「ひとくち」だけ食べてみよう
成長の表れとはいっても、「あれ嫌!これも嫌!」では栄養面でも心配になってしまいますよね。そこで、まずは「ひとくち」だけ食べる習慣を作ってみたらいかがですか?
もちろん、嫌いなものなので、イヤイヤすると思いますが、ほんの少しでもいいのです。ちょっとでも口に入れることができたら褒めてあげてくださいね。
野菜が嫌いな子は「育てる」ところからやってみよう
特に多いのが「野菜嫌い」の子供です。こうしたお子さんには、お家でパパママと一緒に野菜を種や苗から育てるのがオススメです。
自分の手で育てた野菜は愛着もわきますし、何より「食べてみよう!」というきっかけになります。プチトマトなど、プランターなどでも育つ野菜はたくさんありますから、ぜひパパママと一緒にチャレンジしてみてください。
意外なものに変身!?「調理方法」を変えてみよう
嫌いなものがそのままの形で出てくるだけで、子供は「嫌だ」という気持ちになってしまうことがあります。そこで取り組んでみて欲しいのが「調理方法を変える」ということです。
ニンジン嫌いの子供に、ニンジンのケーキを作ったら食べてくれた、というのを聞いた事はありませんか?こんなふうに、子供の好きそうなおやつに変身させてみることは、とても効果的です。
食べ終わってから「実はニンジンのケーキだったんだよ!」と伝えると「え〜〜!」と驚くと同時に、抵抗なく食べられたことに喜びも味わえます。「食べられた!」という経験が子供にとっては自信になりますから、食べる事ができたら、いっぱい褒めてあげるといいですね。
「楽しい食卓」が何よりの克服への近道です
お子さんが食べ物の好き嫌いがあると、パパママも神経質になってしまいがちですよね。だけど、無理矢理食べさせようとするのは逆効果です。怒られながら食べる食事ほど、美味しくないものはありません。食卓が楽しくないと、食べる事自体が嫌いになりかねませんので、注意しましょう。
よく考えてみると、誰しも嫌いな食べ物のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか?ですから、パパママも頑張って嫌いなものをひとくち食べた!など、見せてあげることも、子供には凄く励みになるはずです。
「一緒にがんばろう!」その気持ちを持って、楽しい食卓にして下さいね。
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