結婚生活を長続きさせるコツはお互いに余裕(ゆとり)を持つこと。ストレスを溜めないようにする方法とは?
2015/07/27
家庭は夫婦で支えるものですから、互いに気を配り、どちらかがへばったら、もう一方が助けられるようになりたいですね。また、自分がつらくなったときは、変に遠慮したり卑屈になったりしないで、素直にSOSを発信したいものです。特に育児をしている家庭では、これは重要です。
さて、相手を助けるには、助けるこちら側にゆとりが必要です。ゆとりとは、体力的な余裕でもあり、心の余裕でもあります。
今回は、ゆとりを持ち続けるための秘訣についてお話しします。いざという時に相手を支え受け止められる余裕、これが夫婦生活を円満に保つコツではないでしょうか。
ゆとりの(1):自分に必要な分は取り分けておく
大切なパートナーの危機。すぐに全力でフォローしたくなりますが、ここは冷静になることが大事です。その危機はすぐ終わるものですか?それともしばらく続きそうですか?相手を助けることで、こちらもいっぱいいっぱいになってしまったら、共倒れです。家庭を支えられなくなり、まずい状況になってしまいます。そこで、そうならないための予防策が必要です。
どうすればいいのか?簡単には、「自分が健康にやっていくための必要最低限のものは、あらかじめ取り分けておく」ことです。もっとも当てはまるのは「時間」です。睡眠時間、食事の時間、ストレス解消のための時間。これらがどれだけあれば、ゆとりを持って暮らしてゆけるか、あらかじめ考えておくとよいでしょう。そして、いざとなったら、自分用にそれだけは確保しつつ、残りをパートナーのために使いましょう。獲物をしとめたライオンも、まず自分が最低限必要なだけ食べた後に、子供に分け与えるそうです。トラブルは続けてくるかもしれません。長い戦いにも対応できるように備えてください。
ゆとりの(2):「ゆとり」は健康な肉体に宿る
パートナーを助けるということは、日常の仕事にさらに別の仕事が付け加わるのと同じで、結局は体力勝負になります。仕事だけで常にへとへとの状態だと、新たな仕事を受け入れる体力はほとんど残されていないでしょう。また、体が疲れていると、心もネガティブになりがちです。これでは、パートナーを助けるどころか、共倒れです。
どうすればいいのか?非常時に備えて、普段の生活で少し体力をつけておきましょう。具体的には①体調管理に努める②有酸素運動で持久力をつけるよう心がけます。まず①ですが、単純に健康になるだけで、体力は結構つくものです。最も効果がある方法は、質の良い睡眠をとることです。決まった時間に就寝する、寝る直前の刺激物(カフェインなど)や食事は控える、入浴する、といったことだけでも、睡眠の質はかなり違ってきます。自分に合った寝具を選ぶのも良い方法です。
次に②ですが、一番簡単な運動は「立つこと」、次は「歩くこと」です。これは通勤時間に行えます。よく「一日一時間歩くと良い」といいますが、細切れで一時間、あるいは「立つ」と「歩く」を足して一時間でも十分です。既にこの条件を満たしている場合は、少し早く歩くなど、負荷をかけると良いでしょう。単に立つ・歩くだけでも立派な運動なので、シューズを変えたり、通気性の良いインナーを着たりして、快適に過ごせるよう工夫すると、楽しめるし習慣化しやすいです。
①と②をしばらく続けると、体重が少し落ちてくるため、動作が楽になり、ストレスが減ります。体調が良いと、体力のみならず、心にもゆとりが生まれてくるでしょう。
ゆとりの(3):短い時間でも自分を楽しませる努力を続ける
(1)で「ストレス解消に必要な最低限の時間は確保する」と書きました。しかし実際のところは、睡眠や食事の時間はともかく、ストレス解消のための趣味・娯楽の時間を確保するのは難しいでしょう。ですので、限られた時間でストレスを効果的に解消するために、何らかの工夫と努力が必要になります。
どうすればいいのか?
一つのコツは「スキマ時間にストレス解消する」、もう一つは「日常生活自体を楽しみにする」、最後は「仕事を楽しむ」です。スキマ時間の楽しみとは、やはり通勤時間の活用になります。
スマホのゲームがあっという間に定着したことは、いかに大勢の人がスキマ時間の楽しみを求めていたかを示しています。どんどん楽しみましょう。通勤が楽しみになる、それだけで仕事のストレスが軽くなります。もちろん体力をつけるために、電車中は立ちましょう。次に「日常生活を楽しむ」ですが、例えば「料理が好き」「整頓が好き」などが分かりやすいでしょうか。
その他、通勤を散歩がわりに楽しんだり、バスや電車の利用の仕方を工夫したり、通勤の服にこだわってみるのも良い方法です。自転車を新調して、職場まで走ってみるのもいいですね。
さて、最後の「仕事を楽しむ」は、精神面に非常に良いことであり、これが成功すれば理想的です。人それぞれの方法があると思いますが、例えば「仕事の完成度を上げる」「時間当たりの生産性を上げる」「職場の人間関係を良くする」など、前向きな目標の達成をめざし、それを楽しんで取り組めると、職場での評価も上がり一石二鳥ですね。
この様に、日ごろのストレスはその中で解消するようにできると、ストレスの溜まりにくい、ゆとりのある生活になるでしょう。
おわりに
上手くゆとりある生活が作れると、ちょっとぐらいのトラブルは、冷静に対処できるようになります。ここで重要なのは、困っているパートナーに「あなただけのんびりしてズルい」と思われないようにすることです。
今あなたがするべきことは、「パートナーを助けるために力を貯めておく」です。気配り、お忘れなく。
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