思春期になっても「パパが大好き」な子供を育てるためには?
「パパ嫌い」「パパはいなくてもいい」という子供たちの声をよく耳にします。時には、パパに向かってひどい言葉を投げかける子供さえいます。家族のために一生懸命お仕事してくれているパパが、なぜこんなにも嫌われるのでしょうか?
本当は、力強いパパ・優しいパパ・時には怖いパパが大好きなはずなのに・・残念なことですね。反抗期になると、子供は大好きだったママに反発するようになります。言い争いになることもあるでしょう。
そんな時、パパの存在がとても大事になってくるのです。家庭を平和に保つためのキーマンとなります。パパ・ママ・子供の関係が円満であれば、家庭の中が落ち着いていたら、思春期以降の子供の心は安定しています。
学校生活も問題なく過ごすことができるでしょう。では、どのように過ごせば、そんな親子関係が作れるのでしょうか?
パパを大切にできていますか?
私たち家族が安心して生活できるのは「パパ」の存在があるからです。家の中に居てくれるだけで心が安定するのです。もし、パパがこの家からいなくなったら・・ということを想像してみて下さい。
経済面・パパのお給料があるから今の生活が保てていませんか?これがママだけのお給料になったら、もしくは全てなくなったらどうなりますか?
防犯面・大人の男性が家の中にいなくなるということは女性や子供にとっては不安がいっぱい。夜になったら帰ってくるという安心は大きいものです。
生活面・家事や育児、多少なりとも手伝ってもらいながら生活しています。それをママが全て一人で行うことを考えるだけで疲れませんか?
毎日生活していると、当たり前のことになってしまいます。「一緒に暮らしているんだから当たり前よ」とさえ、思ってしまいがち。
ここで、パパに感謝の気持ちを持って下さい。「ありがとう」と思うだけで、ママのからだから幸せホルモン「オキシトシン」が放出されます。
パパを大切に思っていると、言葉や態度に現れるものです。そんな幸せそうなママの姿を子供はよく見ているのです。そして子供はパパとママの愛をたくさん浴びて幸福感に包まれます。
ママが大切にしているパパのことを、子供が嫌いになるはずがありませんね!(逆パターンも同じことが言えます)
子供の前でパパの悪口を言ってませんか?
夫婦とはいえ、もともとは他人同士。異なる家庭で育ったわけですから、どんなに素晴らしい人でも、生活の中でちょっとしたズレは必ず出てきます。
「もう!!○○してくれたらいいのに」「どうしてこんなことをするの?」ということもあると思います。そのたびに、思ったこと感じたことを怒りとしてストレートにぶつけていませんか?
その後も、普段からの怒りを子供たちに愚痴っていませんか?愚痴るどころか、怒りの方向を弱い子供たちに向けていませんか?このとき、子供たちはどんな気持ちでしょうか?
「パパがママを怒らせた」「パパはママが嫌がることばかりしてる」「そんなパパなんて嫌い」という感情が湧きます。自分ではただの一時的な感情の爆発が、パパの愚痴や悪口を聞かされる子供は「パパ嫌い」という感情がどんどん大きくなっていくのです。これは不本意です。
ちょぴり腹が立っても、ちょっぴり思っていたことと違っても、子供の前では懐の大きいママでいましょう。前述したようにパパを大切にしていたら、ちょっとしたことは気になりません。これも含めてパパなんだ!!と思うことができますよ。
子供はいつだってママの行動や言動を見ていること、忘れないで下さいね。
子供にはママが一番なのです
10歳になるころまで、子供にとって一番大切なのは「ママ」です。心理学的にいうと最重要他者!ママの言うこと、することが何よりも大切。だから、ママが好きなものは自分も好き・ママが嫌いなものは自分も嫌いなのです。ママがどのようにパパに接するかで、子供のパパに対する想いや態度が変わっていくのです。
もちろん、パパが子供に愛情を持って接していくことは大切だし、それがなければ子供に好かれることはないでしょうが、大抵のパパは「子供に嫌われたくない」と思っているはずです。
最近では子供に嫌われたくないばかりに、子供のご機嫌取りをしたり、子供の言うなりになっているパパを見かけますが、これでは反抗期・思春期以降の親子関係が心配ですね。
子供のご機嫌取りをする必要はありません。そんなことをするよりも、パパとママが仲良く、お互いを大切に生活すればそれで良いのです。パパとママが仲良しなら、子供はパパとママが大好きです。
家の中はオキシトシンで溢れ、家族中がいつも仲良しです。
まとめ
子供がパパ大好きでいるためには、最重要他者であるママの舵取りではないでしょうか?ママの言葉・態度・表情が全て子供に影響します。小さい子供にとってママは「全て」なのです。
そんなママがパパと喧嘩ばかりしていたら、悪口ばかり言ってたら、パパを嫌いになるのは当然です。将来の親子関係が悲しい結果にならないよう、パパ・子供たちとうまく接して下さいね!
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