子供が巻き込まれる悲しい事件…そうならない為に子供を「巻き込む環境をつくる」とは?
テレビのニュースを見ていると、子供たちが事件に巻き込まれてしまう事案がとても多くて、命を落とすなど、最悪の結果になってしまったその内容を聞くと「どうしてそうなってしまったの?」と疑問を抱かずにはいられません。そうした事件に巻き込まれないようにするためには、「巻き込む環境をつくる」のがいいのです。
子供を凶悪な事件から守る事ができるのは、やはり「親」だということを、もっと自覚しなければなりません
最近起こった事件で中学1年生の男女が命を奪われるという痛ましい事件がありましたが、もしかしてこの子たちが深夜徘徊をしていなければ…と、思う方も当然多かったようです。
それぞれ家庭の事情がありますから、親が深夜に仕事をしていて家を空ける場合も珍しくなく、そこで子供達は夜出かけても誰にも怒られない状況だったのかもしれません。
それが「親の管理不足」である事は明らかです。周りの大人達が深夜に出歩く行動を問題視していなかった、把握していなかった事が、今回の事件の一因であることは確かです。では、子供が夜になると出歩きたくなってしまう原因は何なのでしょうか?
楽しいと思える居場所がない子供たち…「所属感」を得られる場所がないのです
親が仕事中心の生活をしていると、時に子供に寂しい思いをさせてしまうこともあり、そうした毎日が続くようになると、子供は「楽しくない、ここに居たくない」という感情が芽生えてしまいます。そうして自分の「居場所」を求めるうちに深夜徘徊などの問題行動を引き起こしてしまうのです。
ですから、子供が「所属感」を感じられる場所を作ってあげる事が何より大切です。家族はもちろん、学校、部活動、習い事…それは探せばたくさんあります。
例えばサッカーなど、夢中になれる何かがあると、子供自身が満足感、達成感を見いだすことができますから、そこに自分の居場所があるという「所属感」に子供は安心を覚えるのです。サッカー教室の先生や仲間といった「社会的な絆」が出来る事で、非行とは真逆の方向へ引っ張ってくれる効果があるのだといいます。
このように子供を「巻き込む環境をつくる」ことが、凶悪な事件から子供を守るための第一歩になるのかもしれません。
「所属感」を感じられるのは0才から!子供にとって安心できる家庭つくりをしていきませんか?
最初の事件でも書きましたが、ある程度の年齢になってしまってから「夜子供だけで出歩かない」と指導をしても、それまで繰り返してきた子供には聞く耳を持つ事は難しいでしょう。
「所属感」は、すでに0歳児から感じることができるのです。「ここは僕がいていい場所なんだ」「安心して過ごせるな、心地いいな」こうした感情が、まさしく「所属感」なのです。
「家庭」の存在が、子供に取って希薄になりつつある現状があることを真摯に受け止めて、悲しい事件を人ごとだと思わずに、我が子にとって一番安心できる居場所、家庭になるように心がけたいですね。
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