「口先だけ」で叱っていませんか?子供が将来恥をかいてしまうNGな叱り方とは?
将来子供が大人になったとき、その立ち振る舞いを見れば、どんな環境で育ったのかが見え隠れするものですよね。それは、やはり「親」としての責任でもあると思うのです。「小さい頃から叱ってきたから大丈夫!」でも、叱り方に問題があると、子供の心には響いていないかもしれません。では、どんな場合がNGなのか見ていきましょう。
乳幼児期の子供の困った行動。実は探索行動真っ最中なのです
子供はイタズラもするし、「それはダメ」と言われるとますますやってしまいたくなる時があります。例えば、「テーブルの上には乗ってはいけません」と言われると、余計にやってみる、そして親の反応を見て楽しんでいる事、よくありまよね。
乳幼児期の子供にとって、「何でもやってみたい!」という探索行動は成長過程の中でとても大切なものです。こうした「ダメな事」をしたがるのも、探索行動に加え、探究心のあらわれなのですね。
ですが、そのまま好き勝手させていい訳ではありません。ここで、人としての生活を営んで行く上で大切な「ルール」「しつけ」を覚えていかなくてはならないのです。
「だめよ〜、ほら、やめないと〜」口先だけの叱り方になっている
そうして探究心が旺盛な子供は、ダメと分かっていてテーブルに上がります。その時「だめよ〜、やめなさ〜い」などど、「口先だけ」で叱っていませんか?言葉では「ダメ」と伝えていますが、この状況のとき言葉でダメと言っただけでは、「本当にいけない事」だと、子供に伝わりません。
「いけません」という気持ちは、子供の目線になり、しっかり子供を顔を見て「ダメだよ、降りようね」と少し厳しい表情で伝えます。
こうして目と目で会話をすることで、ママの顔が怒っているな…やっちゃダメなんだな…と、幼い子供でもそのママの様子から感じ取るはずです。ですから、ただ「だめよ〜」と言っただけでは、不十分な叱り方になってしまうのです。
「また散らかってる!どうして片付けできないの!」悪い時だけ目くじらを立てている
リビングで子供がおもちゃで遊んでいた時、そのまま違う部屋で違うおもちゃを出してきて遊びだしました。昨日は何も言わないで片付け出来たのに、今日は何で出来ないの?と、ママはカンカンです。「こっちにおもちゃ出しっ放しじゃない!早く片付けて!」と叱りつけます。
でも、昨日きちんと子供が片付け出来たときは何も言わずにスルーして、散らかっている時だけ「また!!」と怒るのは、どうでしょうか?
そんな叱り方が続くようになると、子供はきちんと出来た喜びを知らずに育ってしまい、頑張ることを次第にしなくなってしまいます。
この場合は、悪い時よりもむしろ「きちんと出来た時に褒める」事が大切です。そうすると、叱られた時のママの言葉も受け止めて聞けるようになるはずです。
「しつけ」とは、幼い頃から培っていくものですから、たとえ幼児期でも、真剣に子供と向き合って、悪い事、良い事を、しっかり伝えていきたいものですね。
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