子供の言葉を「横取り」しているママは要注意!?「話下手な子」になってしまう可能性がある?
「うちの子、なんで話をするのが苦手なんだろう…」人前に出てモジモジしてしまったり、自分の気持ちを相手に上手く伝えられない子供の様子を見ていると、じれったい気持ちになってしまうママもいるかもしれません。おしゃべりが好きなママだと、その心配は大きくなるばかりです。
友達を遊んでいる我が子…もしかして、あのおもちゃが使いたいの?
仲良しの友達と公園の砂場で遊んでいたとき、友達が使っているじょうろをじーっと見つめている我が子…。どうやらそのじょうろが使いたい様子です。だけどいつまでたっても「貸して」と言い出しません。
そこでママが「ねえ!○○ちゃん!そのじょうろ、貸してくれるかな?」と直接その友達に言って貸してもらいました。「良かったね!はい、じょうろ!」とママは我が子に渡しました。
この時ママが、子供の言葉を「横取り」していることに気づきましたか?
我が子の様子にじれったくなってしまう…すると言葉の横取りをしてしまうママが多いのです
おしゃべりが好きなママは、話をすることに慣れていますから、自分の子供がおもちゃを貸して欲しいのに「貸して」と言えない状況を見て、つい我が子の気持ちを代弁してしまったのですよね。
その行動の中には「我が子が可哀想」という気持ちも、もしかしたら含まれているのかもしれませんが、言葉を横取りしてしまう方が、子供の将来を考えた時には可哀想かもしれません。
「貸して」と言えないのは、その子の恥ずかしがりやさんな性格も関係しているかもしれませんから、そこでママが助け舟を出してしまうと「良かった!ママありがとう」と何でもママを頼るようになってしまうのです。
時間がかかっても、自分の気持ちを「自分の言葉」で伝えられる子に育てましょう
モジモジしている我が子の様子を見ていると「何で『貸して』が言えないの!?」とイライラしてしまうパパママもいると思うのですが、ここはまず「待つ」ことが大切です。しばらくしてもどうしても言い出せないような様子があるのなら「貸してって言ってみる?」と、子供に気持ちを伝えるよう促します。小さい声でも友達に「貸して」と言えたら「貸してって言えたね!貸してもらえて良かったね!」と自分の事のように大喜びしましょう。
そうした場面がひとつ、ふたつと増えていくうちに、子供は言いたいことを相手に伝える喜びを感じたり、気持ちを理解してもらえた達成感を味わうことで、自分自身の言葉をスムーズに相手に伝えていけるようになるのです。
言葉が少し足らない時は、「こう言おうね」とその都度フォローすることも忘れずに!
饒舌でないお子さんは、少しの言葉で会話を成立させようとします。例えば「ママ、水」という言葉は、もちろん子供の言いたいことは理解出来るのですが、会話として成立しませんよね。
「それじゃあ分からないな、水、どうしたいの?」ときちんと「お水ちょうだい」と子供の口から言わせる習慣をつけることが、その後のコミュニケーション能力をより高めることになるでしょう。
じれったいなと思っても、子供の言葉の横取りはせず、見守ってあげてくださいね。
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