落ち着きのない子供になる?「ながら子育て」は今すぐ止めよう!
時間に追われている現代社会では、子育てと言えども例外ではなく、パパもママも子供と接する時間が昔に比べると短くなっています。ですから、しつけも時短になり、「ながら子育て」をしている実態が多いのです。しかしそうして育った子供は、いつしか話を聞かない落ち着きのない子供になってしまうかもしれません。
「ながら子育て」ってどういうこと?
「ながら族」という言葉を聞いた事はありませんか?これは音楽を聞きながら勉強したり、テレビを見ながら食事をしたりする「○○しながら○○をする」といったことが習慣化してしまった人のことを指す言葉です。
無意識のうちにやってしまっている状況が多いために、子育ても、この「ながら族」同様のことが行なわれている場合があります。
例えば、お皿を洗いながら子供の悪いところを叱ったり、スマートフォンを触りながら子供の話を聞いたりなどは、「ながら子育て」に当てはまるでしょう。
「〜ながら」では、叱っている言葉に説得力が無くなってしまいます
子供が食事のとき遊び出して途中で走り回っていた場合、これはきちんと「しつけ」をする必要がありますよね。
「今はご飯の時間だから、食べ終わるまで座って食べようね」
こうした言葉を子供に語りかけるべきですが、もしもママがテレビを見ながら言ったとしたならば、果たして子供に気持ちが伝わるでしょうか?せっかく良い言葉を投げかけているのに、これではきっと半分も伝わらないと思います。
人間の心理として、何かをしながら会話をされた場合、ほとんどの場合が「嫌な印象」として捉えているのではないでしょうか?これは、相手が子供であっても同じことなのです。
パパママがテレビを見ながら自分に話をしているのは、決していい気分ではありません。それが「注意する」ことであればなおさら子供の耳を通り過ぎるだけです。何が悪い事なのか理解できず、また同じ事を繰り返すでしょう。
「落ち着きの無い子」は、「ながら子育て」が一因のこともあるのです
お皿を洗いながら子供にしつけをした場合を考えてみます。ママがキッチンで立ったまま腕を動かしている状況がイメージできると思います。
この場合、子供は動いているものに興味を惹かれてしまい、そちらにばかり気を取られてしまいます。そんな状況でいくらしつけをしたとしても、ママの話はきっと子供には届きません。
例えば、学校でウロウロ教室を歩き回る先生の授業は、どこか落ち着かなかった記憶はありませんか?これと同じ事なのです。お皿を洗いながら大切な話をされても「動くものが気になる」「話を聞かなくちゃ」、子供はどちらに集中したらいいのか分からない状態になってしまうのですね。
ついやってしまいがちな「ながら子育て」。子供とは、目と目を合わせて真剣に話をする時間を少しでも作る努力をしたいですね。スマホやテレビの時間を少しだけ削って、子供との触れあえる時間を確保していきましょう。
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