「いつまで寝てるの!」子供がひとりで起きられるようにするには?
生活のリズムを整えるためにはやはり「早寝早起き」が大切ですよね。だけど、前の日早く寝たのに「まだ寝てるの!」とママに起こされないと起きない子供にウンザリ…。どうすれば自分で起きられるようになるのか考えてみましょう。
「明日からはひとりで起きてね」と突然言われても、子供は戸惑うだけです
例えば、お子さんの友達が時間になるときちんと起きてくる、という話を聞いたママが、「○○ちゃんはひとりで起きるんだって!あなたも明日からひとりで起きてね」と子供に言ったとします。果たして、この状況で起きられるようになるでしょうか?
もちろん答えはバツです。もし、今後自分で起きて欲しいという願いがあるのなら、「今度からは自分で起きられるようになるといいね!あなたなら出来ると思うの」とその気持ちを伝えることから始めましょう。
それでも子供が不安に思う場合には、その気持ちをちゃんと受け止めることも大切です。どんな事が不安なのかを聞き、目覚まし時計を使うなども楽しく取り組める方法でしょう。「時計が鳴った後、起きなかったら、一度だけ起こしてあげるね」などの約束をしておくと、不安も少しは解消するでしょう。
そろそろ「自分で責任をとる」経験も覚えさせましょう
もし、子供が寝坊して遅刻した場合、「何で起こしてくれなかったの!」と責任はママにありました。自分が寝坊して遅刻したことを親のせいにするのは、自分の行動に責任がないからです。
自分ひとりの力で起きることは、「自己責任」を養う練習にもとてもいいと思います。寝坊して遅刻をしたら自分が困るだけでなく、例えば待ち合わせの友達や学校の先生など、周りの人にも迷惑をかけるということを、もっと強く思うようになるでしょう。
何でも親に頼っていた幼児期から少し大人になってきて、子供は「自分で責任を持つ」ことが出来るとそれが自信へとつながり、成長した自分を誇らしく思う事ができます。こうした積み重ねが「自立心」を育んでいくのですね。
失敗してしまった子供を叱らないで、ゆっくり見守っていくことが大切です
「ひとりで起きる」ことも含めて、初めてチャレンジして成功するなんてなかなかないものです。始めは誰だって失敗をします。子供はきっと、失敗してしまったことに落ち込んだり、投げやりになってしまうかもしれません。でも、ここでママが叱ってしまうと「じゃあもうやらない」と、せっかく「頑張ろう」という気持ちでいた子供は、チャレンジすることを拒み、やる気の無い子供になってしまいます。
「きっと明日は大丈夫!目覚ましの音、変えてみる?」など、新しい提案をしてあげると、子供も気持ちを切り替えて「それなら出来るかも!」と次への意欲が湧いてくるでしょう。
ひとりで起きられたら「やったね!」と大げさなくらい喜んであげましょう。その次失敗してもいいんです。「成功」が増えてくるように、優しく見守ってあげてくださいね。
おすすめ記事
関連記事
関連記事
-
-
子供を小さなうちから肥満にさせない!おやつで考えるママの工夫
現代の子供たちは手足が長くて腰の位置が高い!首がスラッと伸びてスタイルがとても良 …
-
-
小さな子供に自宅でパソコンを使わせる際の注意点。これだけは絶対に覚えておきたい3つのポイント!
小学校の指導要綱にパソコンが導入され、自宅では一家に1台・・・いえ1人1台パソコ …
-
-
夏休み明けが心配!?子供のSOS、見逃さないで!
最近のニュースで「子供の自殺が一番多いのは、夏休み明けの9月1日です」と騒がれて …
-
-
子供の爪を噛む癖を止めさせたい!爪噛み習慣の原因と辞めさせる方法
たまに大人の人にも見かけますが「爪を噛む」というこの行為、あまり気持ちのいいもの …
-
-
怒り過ぎたかな…子供が可哀想?「毒親」にならないための方法とは?
子供が何か悪い事をしたとき、親としてはしつけなければなりませんから、「怒る」こと …
-
-
子供が朝起きない時の対処法。毎日起こすのが大変だと嘆く前に原因を探ってみましょう
朝、学校に行く時間が迫っているのに、起こしても起こしても子供が起きない!とお悩み …
-
-
野菜嫌いの子供に毎日の野菜ジュースはちょっと待った!手足が黄色くなってしまう!?
子供に食べ物の好き嫌いがあると、栄養の面からもとても心配です。特に野菜を食べない …
-
-
知らないうちに「子供の言いなり」になっていませんか?子供の上手な叱り方、なだめ方を知りましょう
お子さんが年齢を重ねてくると「うるせー!」など、口答えされて、大きくショックを受 …
-
-
「買って買って!」はチャンスかも!?お金の教育をするにはどうしたらいいの?
赤ちゃんの頃から不自由なく周りの人がお世話をしてくれ、自分の足で立って歩けるよう …
-
-
「熱性けいれん」ってどんな症状?起こってしまった時の対処法を知り、パニックを起こさず冷静に処置しましょう
小さなお子さんを持つパパママには「熱性けいれん」という言葉、一度は聞いた事あるか …