赤ちゃんの「イタズラ」は怒っちゃダメ!?脳が育っているって本当?
赤ちゃんがハイハイ出来るようになり、歩けるようになり…と、だんだん行動範囲も広がっていきますよね。そうすると「ちょっと!何してるのー!?」と少し目を離したすきに「イタズラ」をしていたということも、良くあります。このとき、赤ちゃんの脳は活発に成長をしていたのです。
目にするもの全てが新鮮な赤ちゃんは、「探索行動」を始めます
1〜2才になって歩けるようになると、赤ちゃんにとっての世界がぐんと広がりますよね。自分の意思で行動できるようになるので、赤ちゃん自身の気分のおもむくままに動き回ります。その中で、「これはなんだろう?」「あれは?」と、さまざまな物について「探索」するようになります。これが「探索行動」です。
興味を持った物を見つけると、触ったり、口に入れてみたりと「知的好奇心」を持って確かめようと一生懸命です。そうした行動が、結果として「イタズラ」となってしまうのでしょう。
心と体の成長、特に「脳」の発達が著しいからこそ「イタズラ」をしてしまうのです
ママがご飯の用意をしている間、「静かに遊んでいるのね」と思っていたら、箱のティッシュを全部出して部屋にまき散らしていた…なんていうことも、良くある赤ちゃんのイタズラのひとつです。まるで、大人を困らせたくてイタズラしているの?と思ってしまいますが、決してそうではありません。
赤ちゃん自身が、たくさんのことに興味関心を持っていることの「証拠」のようなもので、探索行動がより活発になり、意欲的に「知りたい!」と思っている時期なのですね。ですから、イタズラをしている赤ちゃんの「脳」の中では「触るとフワフワするな」「引っ張ったらいっぱい出て来た!」など、さまざまな情報を収集している真っ最中なのです。
そうして、自分から興味を持ったことについての経験を、頭の中で整理して、覚えて、またさらに次の興味へ…と、探索行動はつきることがないのです。
どんなことにも興味がいっぱい!危険な物はきちんとしまっておきましょう
探索行動が活発になればなるほど、行動範囲もますます広がり、もしかすると「棚の上なら安心」と大人は思っていても、赤ちゃんが目にして気になってしまうと、よじ登ってでも取ってしまう…ということも少なくありません。ですから、「危険物」を目につくような場所に置かないことはもちろん、パパママが触って欲しくないようなものは、きちんと管理しておきましょう。
例えば、パパが丹誠込めて作り上げたプラモデルを飾っていたとします。だけど赤ちゃんだって、きっと興味津々なはずです。触りたくて手にして、壊してしまったとしたら…「何してるんだ!」と怒ってしまいたくなるでしょう。
怒られた赤ちゃんに「悪気」はありません。突然怒られたことにビックリしてしまい、探索行動をしなくなり、赤ちゃんの好奇心を奪ってしまうことになりかねません。
安心、安全な物のイタズラは、「あっちゃー!やっちゃったの?」とおおらかに見守ってあげましょうね。
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